先日、茶々が急性胃拡張で入院しました。
あまりに突然で、飼い主も狼狽しましたが、ひとまずは元気になってくれて嬉しく思います。
突然の体調不良 急性胃拡張
茶々の体調不良は、午後急に起こりました。
午前中はペレットを完食し、うんちをもりもりと出していたのですが、12時を迎えたあたりからいつもより動きが少ないか? と感じました。
お昼のペレットをごはん皿に盛ったのですが、食べる気配がなく、牧草もあまり減っていないことに気付きました。
いったんトイレを清掃し、お腹を動かす薬を与えたのですが、こちらを半分残したので、いつでも病院へ行けるよう準備を始めます。
※この薬が美味しいらしく、飲み残すことはめったにない。
15時を回り、動物病院の午後の診察時間となったため、再度茶々の様子を確認したところ、お腹が固いような気がしたので、急いで病院へ向かったのでした。
急性胃拡張とは
胃拡張とは、
- 胃の内容物が腸に流れて行かなくなり、胃が大きく膨らんだ状態を指す。
- 年齢や性別に関係なく突然発症し、命の危険もある怖い病気。
- 急激に発症し、短時間のうちにどんどん進行する。
膨らんで引き伸ばされた胃の壁は血行不良を起こし、胃の蠕動運動がますます弱まります。
胃の血流が悪くなる→胃の中身を腸へと送り出す蠕動運動が低下→胃が膨らみ始め、引き伸ばされた胃の壁はさらに血行不良を起こします。
結果、胃の蠕動運動はますます弱まり、胃はもっと膨らむという悪循環を引き起こします。
さらには、大きくなった胃が腎臓や心臓をも圧迫して、結果的に死んでしまう事も多い、恐ろしい病気なのです。
うさぎは「嘔吐できない」体のつくりになっていることも、このような事態を起こす原因と考えられていたりもします。
うさぎの急性胃拡張の症状としては、
- パンパンのお腹
- 強い痛み
があります。
お腹に関しては、普段からやさしく触り、元気な時の感触を覚えておくようにしましょう。
また、うさぎは痛みを隠す動物なので、強い痛みを感じているかどうかは分かりづらいかもしれません。
いつもと違う動きをしていないか、普段から観察しておく必要があります。
発症から重症化まで、1日かかるか、かからないか
不調を感じたら、早急に動物病院へ連れていきましょう。
茶々の急性胃拡張の診断
診察台に茶々を載せ、お腹を触った瞬間、先生の顔が曇りました。
レントゲンを撮ったところ、普段の胃の大きさの約1.5倍ほどになっていました。
この時点で提案されたのは、
- 痛み止めの薬を点滴し、家に連れて帰って様子をみる。うんちが出なければ来院する
- 入院し、耳の血管から点滴し様子を見る
の2択でした。
連れて帰りたいのはやまやまでしたが、状態が治らなければ他の夜間救急に行かねばならず、それはとても不安だったため、入院をお願いしました。
さらに説明をされたことは、点滴で良くならなければ、
- 麻酔をかけて、胃にチューブを通し、胃の内容物を吸い出す
- それでも改善しなければ、手術
いずれにせよ、麻酔を使用する場合は電話します、とのことで、この夜は不安な気持ちとともに帰宅しました。
合わせて、膨らんだ胃が腎臓などを圧迫している状態だったため、血液検査などで負担になっていないかどうかも検査してくれるとのことでした。
麻酔を使用することは、リスクが高いため、できればそうならないでほしいと願っていました。
茶々の急性胃拡張から退院まで
翌日の早朝、電話があり、事態は改善傾向であるが、まだ退院できる状態ではないと告げられました。
飼い主気が気じゃなかったのですが、なんとか仕事をこなし、夜に再度電話が。
うんちも出て、ペレットを完食、牧草も食べているとのことで、退院可能となりました。
翌朝迎えに行きまして、無事に元気に戻ってきてくれたのでした。
麻酔で処置をすることもなく、今回は茶々自身の力で治すことができたように思います。
かかった治療費は
- 検査代:1,0500円
- 入院料:15,000円(3日)
- 点滴など:10,000円
などなどかかり、合計で58,000円ほどでした。
まとめ
結局のところ、どうして急性胃拡張になってしまったのかについては、はっきり分からないとのことでした。
- 急激な温度変化
- 季節の変わり目
- 突然の換毛
- グルーミング
などが挙げられるようですが、確実ではないようです。
なんにせよ、普段から愛兎の様子を把握しておけば、具合が悪くなったとしても素早い判断・行動がとれるのではないでしょうか。
今回はすぐに動物病院へ行く判断が出来たのが良かったと思います。
明日まで様子を見ていたら、おそらくは茶々は亡くなっていたのではないでしょうか。
胃拡張にならないようにするのが一番だと思いますが、私は私をほめようと思います。
よく動物病院へ行った! えらい。
茶々もよく頑張った! 入院大変だったね、えらいね。
元気に帰ってきてくれて、ありがとうね。
少しの変化も見逃さず、天寿を全うするまで一緒に過ごしたいです。
それではまた次回。ランキングもよろしくお願いいたします。茶々を入院させた後、1人で暗い道を、とぼとぼ帰ったのが、一番さみしかったもしれません。
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