2025年も何か新しい事に挑戦してみよう、ということで「パンチニードル」を始めました。

パンチニードルってなんぞ?

ラグマットとか、ブローチとか作っている人がいるよね
手法:パンチニードルとは
パンチニードル(ニードルパンチ)とは、糸を通した専用のニードルを使い、片側から糸を刺す技法のことです。
イラストを描くようにステッチできるので初心者にもとっつきやすい。

ユザワヤでパンチニードルのキットが売っていたので、こちらを作ってみることにしました。
キットの内容物の他に必要な道具は、
- パンチニードル
- パンチニードル用フープ
- 手芸用ボンド
- 布切りばさみ
- 熱転写ペンシル※
- A4サイズの用紙※
- 生地を挟めるクリップ※
- アイロン※
- アイロン台※
- 縫い針・手縫い糸※
となっています。
※は、図案を写したり、最後の仕上げに使用する道具
まずは、ニードルパンチを始めるにあたり、必要な道具について、1つずつ見ていこうと思います。
道具①パンチニードル
道具その1はパンチニードルです。
これがないと始まりませんね!
パンチニードルの製品のメーカーは
- DMC
- クロバー
が有名どころのようです。
筆者が見たところでは、刺繍糸を使いたいならDMC、毛糸を使うならクロバーがいいかな、と言ったところ。
両方チェックしておきます!
①DMCのパンチニードル
DMCのパンチニードルは、
- パンチニードルペンセット(細め:刺繍糸向きかも)
- パンチニードル10号(太め:毛糸向きかも)
の2種類あります。

DMCのパンチニードルペンセットは、針の長さを目盛りで変えることができるので、ここでループの長さの調節ができます。
替えの針も3種類ついていて、それぞれ
- S(スモール):DMC8番糸、DMC12番糸
- M(ミディアム):DMC25番糸、DMC5番糸
- L(ラージ):DMC3番糸、ハッピーコットン
を使うことが可能です。
続いてDMCパンチニードル 10号。

こちらは、超極太糸や並太糸、中細~並太糸といった毛糸向き。
②クロバーのパンチニードル
クロバーのパンチニードルは、
- パンチニードル3.5mmサイズ(中細・合太・並太毛糸向き)
- パンチニードル5.0mmサイズ(並太~極太毛糸向き)
の2種類があります。
1つ目のクロバー パンチニードル3.5mmサイズの価格は1,980円(税込)~。

中細・合太・並太毛糸向き(棒針表記で3~7号のストレートの毛糸)。
細めの毛糸を使っての、繊細な作品づくりに適しています。
ただし、3~7号と表記があっても、すべての毛糸が適しているわけではないので、使用する毛糸には注意です。
2つ目のクロバー パンチニードル5.0mmサイズの価格は1,980円(税込)~。

こちらは並太~極太毛糸向き(棒針表記で6~12号のストレートの毛糸)。
ただし、6~12号と表記があっても、すべての毛糸が適しているわけではないので、使用する毛糸には注意です。
クロバーのパンチニードル3.5mmと5.0mmともに、ループの高さを
- 2.5㎝
- 3.5㎝
- 4.5㎝
- 5.5㎝
の4段階に調節することができます。
使用できる毛糸の太さ以外には違いはありませんので、作りたいものに合わせてチョイスしましょう。
なんなら両方とも用意しておいても良いかもしれません。

大は小を兼ねるっていうから、5.0mmがあればいいんじゃない?

使える糸の太さが違うから、兼ねないんだよね~
筆者はクロバーの5.0mmを購入しました。
他は売り切れていました、みんな年末のお休みで始めたのかもしれない。
道具②パンチニードル用フープ
道具その2はパンチニードル用フープです。
パンチニードル用フープは、パンチニードルの布をピンと張っておくために必要な道具です。
布をニードルでプスプスと刺していくので、こまめに布を引っ張って張り直す必要があります。
クロバーのパンチニードル用フープは、サイズ別に2種類あります。


枠の大きさが12cmのものが2,200円(税込)~、18cmのものが2,420円(税込)~となっています。
刺繍枠で代用できないかな? と考えましたが、専用の枠を使った方が滑りにくいとのことだったので、こちらも合わせて購入。
大きい方が作業がしやすいかなぁと思って18cmを買いました。
特徴は、
使用する針の長さによって、フープの高さを2段階で使える
ことです。
フープに付属の足を取り付けることで、基本の4.5cmと8.8cmの2段階で使用できます。
机の上にフープを置いて作業することもできて良いです。
道具③パンチニードル用の布
道具その3は、パンチニードル用の布です。
これもないと始まりませんね・・!
100円ショップで売っている布もあるようなのですが、最初はよくわからないので素直に専用の布を購入。
※ユザワヤのキットには同梱されていました。


クロバーのパンチニードル用ファブリックは、
- 50x55cm 1,320円(税込)~
- 100x110cm 3,960円(税込)~
の2種類が用意されています。
筆者が今回クロバーのパンチニードルを使ったこともあって、とても使いやすかったです。
布の構造上、ほつれやすいのでそこだけ注意してください。
ちなみにDMCパンチニードルペン対応 リネンカットクロスというものも販売されています。
DMCのパンチニードルペン(刺繍糸を使う方)は、クロバーのものより細めなので、こちらの布が良さそう。
クロバーのパンチニードル用ファブリックは布目が大きめです。
カラーも3色展開(オフホワイト・ナチュラル・ネイビー)しています。

こちらの価格は2,178円(税込)~。
お使いのパンチニードルのメーカーから発売されているものを、まずは購入すると良いかと思います。

布地とパンチニードルに相性があるみたいです
ちょいと値段も張りますので、慣れてきたら100円ショップなどで使える布を探したいところです。
道具④手芸用ボンド
道具その4は手芸用ボンドです。
これはパンチニードルをした糸を止めるために使います。
接着しないと、糸が抜けて作業が水の泡になってしまうかも・・。
今回購入したのは、クロバーのパンチニードル用ボンドです。
価格は935円(税込)~。

この商品の特徴は、
- 自然乾燥でもアイロン接着でもOK
- 乾いても硬く固まらず、生地の風合いを保ちやすい
- 乾くとほぼ透明で、刺激臭がない
- アイロンで強力に接着
- アイロンにボンドがつかないA4サイズのシリコンペーパー付き
- ノズルが刷毛になっているので使いやすい
となっています。
ただ、大きい作品となると内容量40gが心もとない? 気がしたので、合わせてコニシの手芸上手を使っています。

容器が逆さになっているので、最後まで使いやすくておススメです。
価格は550円(税込)~。
Amazonでは高めなので、楽天市場や手芸屋さんでの購入が良いです。
パンチニードルで、ループカットを行う時は、必ず接着してから行うようにしましょう。
カットの時に糸が抜けてしまう可能性があります。
道具⑤布切りばさみ
道具の5つ目は布切りばさみです。
布切り、と書きましたが、
- 毛糸などがよく切れる
- 細かい部分に刃が届く
はさみが良いです。
実際、クラフトはさみでいけるかな? と思ったのですが、上記がうまくいかなくて追加購入しました。
筆者が購入したのは、他の方もおススメしていた、クロバーのカットワークはさみ115です。

価格は1,980円(税込)~。
しまうときに便利なサックが付いています。
ループカットの時に、サクッと切れて、細かい細かい部分のカットもストレスなく出来ます。
(2025.02.03追記)また、合わせてミシン油も一緒に購入しておくと便利です。

ひと月ほどはさみを使用していたら、動きが悪くなり、切るたびにキィーと擦れるようになってしまいました。
急いでミシン油で拭いたところ、切れ味と動きが元通りになりました!
使ったらこまめにお手入れをすれば、きっと長く、良い状態で使えると思います。
使い方は、
- ティッシュに1、2滴ほど染み込ませる
- 染み込ませたティッシュではさみをやさしく拭く
- 余分な油は、ティッシュの油を染み込ませていない部分でそっと拭き取る
これでOKでした。
買ってよかった道具:熱転写ペンシル
必須ではないのですが、買ってよかった道具として熱転写ペンシルを紹介します。
これを使ってトレーシングペーパーに図柄を写し、アイロンを使うことで布に転写できるスグレモノ。

色は
- 赤
- 青
の2色がありますので、使う布によって選んでみましょう。
筆者は青を購入しました。
アイロンをかけると、トレーシングペーパーの線の色が少し濃くなります。
アイロン台を使用すると数秒で転写できます。

トレーシングペーパーの他の用途としては、彫金のワックスを盛ったりするのに使ったりしています。
意外とあると便利。
初心者がユザワヤのニードルパンチで作るタフティングミラーを作ってみた

写真は布にさっそく刺し始めているところで、この布の向こう側に毛糸のループが出来ています。
刺す力加減によって、ループの高さが不揃いになってしまうため、ちょこちょこ裏面を見ながら刺しました。
あまり深く考えず、まずは完成させることが大事。
ミラーをセットしたり、なんやかんやして・・。

そうして刺し終わったのがこちらの写真です。
毛糸の先がループしているのが分かりますでしょうか?
毛糸を刺していく間隔が分からず、みっちみちに刺してしまったので毛糸が足りなくなりました(笑)
次にループカットをしていきます。
本来であれば、ループカットは毛糸のループにはさみを入れて、頂点を切るのですが、今回は思い切り適当に刈っています。

カットが終わったのがこちらになります。
このカットに、手持ちのクラフトはさみを使用してしまい、少しやりにくかったのです。
クラフトはさみは紙を切るものなので、やはり用途にあった道具は用意せねば、ですね。
ミラーに毛糸がついてますが、それはあとで綺麗にしまして。
分かりにくいので、並べて写真を置いてみます。
![]() | ![]() |
カット前 | カット後 |
茶色の部分(木の幹)あたりを見ていただくと、分かりやすいかもです。
あとは右下、ループ毛糸で埋もれていた黄色の模様が出てきました! 楽しいね。
ところでタフティングミラーっていうのは、鏡の周りがタフティング素材で覆われたミラーで、タフティングとは、布に糸を束ねた房を縫い込む技法を言うのだそうです。

今回作ったパンチニードルで作るタフティングミラーキットは、ユザワヤの店舗あるいはYahooショッピングで購入できます。
キットの中にYoutubeのレクチャー動画へのQRコードもついていますので、ちょっとどうやるんだろ? と思ったら参考に出来ます。
完成まで手取足取りの動画ではありませんでしたので、そこだけ注意です。
まとめ
今回は、年の初めに新しい事ということでパンチニードルを始めた話でした。
道具をもろもろ買ったので、今年はパンチニードルも楽しんでみようと思います。
さっそくフェリシモでキットを見つけました。
最後に、今作ってみようとしている写真を載せてまた次回。

LINEスタンプでおなじみになりました、ねこぺん日和のねこくんです。
ポーズもそこから。
白と黒の毛糸を、お正月セールで買い込みました。
ある程度練習をしてから、茶々を刺繍したいと思っています・・!
それではまた次回。
ランキングもよろしくお願いいたします。

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