PR

うさぎの胃拡張と呼吸異常 夜間救急へ入院・治療までの記録

10月に入り、茶々(うさぎ)が胃拡張、開口呼吸と立て続けに体調を崩してしまいました。

今後の参考と、どこかのうさぎの役に立つよう、今回も記録を残しておこうと思います。

異変その1 うさぎの胃拡張 (症状と処置)

夜のうちに入れていたペレットが全く減っておらず、日頃もらっている食欲増進の薬を与えました。

しかし、午後近くなっても

  • 食欲が戻らない
  • 耳が冷たい
  • 湯たんぽで温めても改善しない

ため、かかりつけの病院へ急いで連れていきました。

そこで、レントゲンを取り、胃拡張であると診断されました。

前回の胃拡張の記事はこちら

結局、その日は入院となり、翌日も胃が小さくならなかったため、全身麻酔の上チューブを挿入し、内容物を抜く処置をしていただきました。

その後、退院となり、数日は元気そうに過ごしておりました。

異変その2 うさぎの開口呼吸(危険なサイン)

胃拡張の退院から数日、変なくしゃみをしていたのが気になっていました。

「ぷしゅん」ではなく「へくちゅん」というような、初めて聞いた音でした。

鼻水もないため、スナッフルではないと判断。

スナッフルとは、主にウサギの鼻炎によるくしゃみや鼻汁といった症状を指します

また、歯軋りが「コリコリ」から「ぷちゅぷちゅ」という感じに変化。

違和感を持っていたところでした。

そんなある日の晩、

  • 鼻の動きがいつもより早い
  • 動きが少ない
  • 口を開けて呼吸する様子が見られた

上記3点から、緊急性が高いと判断、夜間救急動物病院へ駆け込みました。

夜間救急動物病院での処置

体調を獣医さんに説明したのち、開口呼吸が確認されたため、大至急酸素室へ搬入されました。

うさぎは鼻からの呼吸が主体のため、口からの呼吸がほぼできません。

したがって、口を開けて呼吸している場合、鼻からの呼吸がほぼできておらず、非常に重篤な状態なのです。

合わせて

  • レントゲン撮影
  • 血液検査
  • 超音波検査

を行なっていただき、

  • 心臓の周囲に水が溜まっている
  • 肺が湿っている

ことが分かりました。

この時点で、危険な状態であり、急変もありうるとの説明を受けます。

病気の原因について、確実なことはわかりませんが、一つの可能性として「全身麻酔が心臓に負荷をかけてしまった」かもしれないとのことです。

茶々も9歳を目前に迎え、臓器の衰えは確実に起こっていることを痛感しました。

この日は緊急入院となり、酸素室で診ていたくことになりました。

治療の方針として、心臓の水を抜くための利尿剤の投与などを行うことになり、その治療に耐えられるかどうかの肝臓の検査を行なっていただきました。

幸い、肝臓の値は問題がありませんでした。

茶々 酸素室へ入院

酸素室での茶々の様子は、

  • エリザベスカラー
  • 高濃度の酸素を供給するため、さらにカバーをつける
  • 前足の静脈からお薬を投与
  • 呼吸は少し苦しそうな鼻の動き
  • 不服そうな顔

何かあれば電話をいただけるとのことで、その日はあまりよく眠れませんでした。

結果として、電話はかかって来ず、一安心。

茶々の入院中の経過

入院1日目、

  • 翌日の様子
  • 引き続き心臓の検査
  • 先述した胃拡張での処置の詳細を知りたい
  • 今後の治療方針

の説明を受けました。

面会にも伺い、エリザベスカラーはついていましたが、顔の周りのカバーは外されていました。

あまりにもよくチモシーを食べているので、銘柄を聞いてしまいました。

「パスチャードチモシー」という製品だそうで、来たる退院の日に向けて購入。

自宅では、病院ほど食べてはいませんが、食べようとするチモシーが増えることは良いことです。

パスチャーチモシー 美味しいらしい

入院2日目は、ペレットの食べがイマイチとのことで、家で食べているペレットを持参。

ところが、こちらも病院のペレットに慣れたようでよく食べ始めたとのこと。

食欲は、薬のおかげということもありますが、これまた一安心です。

ペレットは「ラビット コンフィデンス」だそうです。

こちらも購入を検討しております。

\ラビットコンフィデンス/

この日には酸素室を卒業し、通常ケージでお薬も経口投与となりました。

入院3日目は、

  • 退院の目処
  • 退院後の薬の処方について
  • 次回、検査通院日

などについての説明を受け、無事に退院となりました。

しかし、まだ心臓は肥大したままなので、薬を飲ませ経過観察が必要な状態です。

ひとやま乗り越えたかな、といった状況ではありますが、まだまだ油断はできません。

今回かかった治療費は、約206,000円です。

まとめ

10月の初めから、全く生きた心地がしませんでした、飼い主です。

今回の良かった点として、

  • 手遅れになる前に不調に気付くことができた
  • 夜間救急動物病院に心当たりがあった
  • 茶々自身が頑張った

の3点を挙げます。

動物を飼っている方は、ぜひ元気なうちに

  • 元気な時にかかる、かかりつけ病院
  • 夜間の緊急時にかかれる病院

を探しておき、夜間病院であれば1度日中に行ってみることをおすすめいたします。

特に、うさぎなどのエキゾチックアニマルは、まだまだ強い動物病院が少ないのが現実です。

是非とも何か起こる前に病院を見つけておいてください。

治療費の貯蓄も忘れずに。

それではまた次回、元気にお会いしましょう!

タイトルとURLをコピーしました