GoogleAppsScript(GAS)とは
GoogleAppsScript(以下:GAS)とは、Googleが提供するアプリケーション開発のプラットフォームです。
GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントなど、各種サービスの自動化や連携の開発ツールとして利用することができます。
Webブラウザ上で動作する【JavaScript】をベースに開発された言語とのことです。
初め「私JavaScript、本読んでもわからんかった。GASもやばいんじゃね?」と思ったんですが、全然わかりやすいです。
JavaScriptはうつ病にさせられたところで使っていたので、それでもうダメなのかもしれません。余談でした。
近頃、職場でもGASを書くことがあるので、同じような人のために残しておこうかと思いました。
【ここが便利1】開発環境を特に作る必要がない
無料のGoogleアカウントさえあれば使えるのが非常に便利です。
スプレッドシートであれば、画面上部の【拡張機能 > Apps Script】 を選択。 それだけでGASのコード編集画面を開けます。
Javaなどだと、Eclipseなどの開発ツールやら環境やらの構築が必要なので、なかなか始めるのは大変です。
【ここが便利2】困ったときの解決法が充実している(個人ブログや動画など)
今の時代ならではかもしれませんが、「日付同士を比較するにはどうするんだろう?」であったり、
「Gmailを自動送信したいんだけど、どうコーディングしていいのかわからない」などの悩みは、たいてい検索すればすぐわかります。
サンプルコードと一緒に、内容を説明してくれているのでとても分かりやすいです。
また、コードをコピーして、実際に自分のコード編集画面に貼り付けて動作を確認することもできます(記事による。右クリック不可の記事もある)。
検索結果で出てきた記事の内容が、完全に自分のやりたいことと一致していなくても、とっかかりは見つけられるはずです。
また、YouTubeにも解説動画がたくさん上がっているので、人に説明してもらう方が頭に入る、という方は動画も探してみて下さい。
この場合は、コードをコピーすることは難しいので、画面を見て打ち間違えないように注意しなければいけないかな、と思います。
なんならChatGPTにコーディングしてもらう
ChatGPTにやりたい内容を伝え、GASでコーディングしてもらってもいいかもしれません。
ただ、それがそのまま綺麗に動作するかはわかりませんので、しっかりとテストを行う必要はあります。
また、うまくChatGPTに伝えられるかどうか、語彙力、言語力が大いに試される部分ではあります。
A1セルを黄色に変えたい、けど書き方がわからない、といったシンプルなコードであればすぐに回答してくれるはずです。
Googleフォームとの連携が便利
フォームに入力した内容をスプレッドシートに自動反映
例えば、在庫管理フォームを作って、そこに入力した内容を、在庫管理スプレッドシートに自動反映する、なんてことも簡単にできてしまいます。
コードを書く必要はなく、フォームの中で結び付けたいスプレッドシートを選ぶだけ。
Javaだとフォームの画面を作って、テーブルの構成を考えて・・とかする必要がありますよね。
(この2つは全然違う言語なので、比べるだけお粗末なのですが、例です例)
プログラミングのあまり知識がなくても、自動化に挑戦できる、これがGASの強みだと思いました。
もちろん知識はあるに越したことはない
業務でGASを使っている方も多いと思いますが、前任者の作ったGASを修正したいけれど、何がどうなっているのかわからない、ってことは多々あると思います。
コメントが付いていれば理解もしやすいですが、何もないと、もうお手上げですよね~。Javaのプログラマーだった時の知識をフルに使って読み解いています。
IF文やFOR文など、似通ったものはたくさんあるので、少しでもプログラミングの知識があると、この部分ではこういう処理をしているなどが分かるので、随分と理解が楽になります。
おすすめ参考書 GoogleAppsScript目的別リファレンス
出典:Google Apps Script目的別リファレンス 実践サンプルコード付き 第3版 (単行本) 秀和システム
秀和システムから発売されている、GoogleAppsScript目的別リファレンス の第3版を購入して使っています。
GASって何なのよ、から各メソッドの説明と使い方。合わせてサンプルコードもついています。巻末には便利な索引付き。
これを見てわからない部分はネットで調べる、これで今のところ何とかなっています。
実際に作ったのは、プルダウンメニューの内容を見て、該当者にメールを自動送信するといったものです。
何それ~って感じなんですけど、GAS側でmailを送信する方法はすでに用意されているので、それらを組み合わせていくだけなのですね。
A5、792ページ。価格は3080円(税込)~となっています。電子版もあるよ(電子版はちょっと安いときもある)。ぜひお役立てください。
余談ですが、私はこういう勉強雑誌は紙で購入しています。
理由は索引から探して読むことが多いので、紙をめくるほうが速いのと、本だけでわからなかったときのネットの検索結果をメモしたりしているからです。
例えば、2次配列の配列数はlengthだけど、要素の個数はいくつなのよ~とか。
まとめ
人生は日々勉強である。福沢諭吉が言ったらしいです。
学びをやめたとき、果たしてそこに何が残るのか。それはきっと今まで学んだことで成し遂げたあらゆる事象なのでしょう。
何かいいことが言いたかった。それではまた次回。
ランキングもよろしくお願いいたします。
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